社会人になって初めてのボーナスをもらったら、初任給の時とはまた違って、自分もやっと社会人の一員になったという実感がさらに湧いてきたのではないでしょうか。
給料は生活に必要なお金ですが、ボーナスはある程度自由に使えるお金です。
なので自分の欲しいものも買いたいけど、それとは別に、今まで育ててくれた両親に感謝の気持ちを込めてプレゼントをしたいと考えている人は多いと思います。
でも、いざプレゼントしようとしても、どんなものが良いのか、何をプレゼントすれば喜んでもらえるのか、さらにはどうやって渡せばいいのか、迷ってしまいますよね。
一体みんな、どんな物をプレゼントに選んでいるのでしょうか、定番のものをいくつか紹介します。
初任給をもらって両親に感謝の気持ちを込めてプレゼントしたという人も多いと思います。
でも、初任給はまだ金額も少ないのでたいしたものはプレゼントできないし、何より自分自身の生活費で飛んで行ってしまったので、プレゼントは初ボーナスまでお預けにしていたという人もいることでしょう。
今まで両親にはいろいろと苦労をかけ、お世話になるばかりだったので、これからは親孝行して返していくきっかけとして、初ボーナスでのプレゼントは絶好の機会です。
では実際にどんなものがプレゼントとして選ばれているのでしょう。
せっかくのプレゼントなので喜んでもらえることが第一ですが、今までの、親からもらった小遣いでするお誕生日プレゼントなどと違って、「初めて」自分が働いてもらったボーナスでのプレゼント、なのでいつもと違う、何か心に残るものをプレゼントしたいものです。
両親にすれば、今まで親のすねをかじっていた我が子が、自分で働いてもらったお金でプレゼントをしてくれる、それだけでも十分にうれしいとは思いますが、もらったプレゼントが心に残るものであれば、うれしさは何倍にもなります。
ぜひ、喜んでもらえて、かつ心に残るプレゼントを選びましょう。
プレゼントをするにあたり、まずボーナスの中から親にいくらくらいのプレゼントをすればよいのでしょう。
プレゼントは気持ちなので、明確な相場はありませんが、世間一般的な相場を紹介しておきます。
新人サラリーマンの初ボーナスは平均で約10万円未満といわれています。
4月に入社してからボーナスが支給される6月~7月までの期間は3~4か月とまだ短いので、夏のボーナスの金額がこの程度になるのは仕方ありません。
その中からプレゼントに使う金額はというと、親と同居しているか、一人暮らしかどうかによっても違いますが、10万円もらったとすると、だいたい2~3万円くらいが多いようです。
3万円とすると、両親に渡すプレゼントの額は1万5千円となります。
これを目安に品物を検討してみても良いでしょう。
金額の相場が分かったら、具体的に何をプレゼントすれば良いのでしょうか。
相場の金額でプレゼントできるもので、一番多いのは旅行や食事です。
温泉好きな両親なら1泊温泉旅行のプレゼント、温泉に浸かって、おいしい食事でゆったりとした時間を過ごしてもらうのは喜んでもらえて心にも残ります。
旅行はちょっとという両親には食事はいかがでしょう。
自分たちでは普段は行かないようなワンランク上の、ちょっと高級なレストランでのディナーや日本料理店での懐石料理などは、思い出に残ること間違いなしです。
旅行も食事も両親だけで行ってもらうのもありですが、自分も一緒に行くとさらに喜ばれます。
成長した我が子と一緒に過ごす時間は社会人になると少なくなるので、このような機会は今後、大切な時間になります。
食事の時に、ちょっとしたプレゼントを渡すと、お母さんなんかは涙ぐんでしまうかもしれませんね。
こちらは食事や旅行にお金を使っているので、些細な小物類などでもいいと思います。
さらに、あらかじめ用意しておいた手紙を両親の前で読むのも、サプライズとして考えてみてはいかがでしょう。
手紙ならお金もかかりませんし、普段口に出して言いにくい感謝の言葉も、手紙にして、なおかつこのような雰囲気だと素直に言えてしまいます。
自分も一緒に行くということだけでも、両親にとっては十分な親孝行になるので、それにこれらのサプライズがあれば、はじめに言った「心に残る」プレゼントになること間違いなしです。
映画や演劇などを見るのが趣味の両親なら、チケットと見たあとに食事をしてもらうために食事券の組み合わせプランを立てるなど、食事に趣味のものなどを組み合わせる方法もあります。
これらは形には残りませんが、その時に見た映画や演劇は両親には忘れられないものになるでしょう。
その他に、日頃身につけるものなども喜ばれるプレゼントです。
スーツで通勤するサラリーマンのお父さんには、定番ではありますがネクタイやカウスボタンなど、普段身につけてもらえるものがおすすめです。
特にお父さんは娘さんからのプレゼントなら、余計に大喜びすること間違いありません。
お母さんにはネックレスなどの装飾品も候補に挙げられる定番の品物です。
装飾品はその人に似あうかどうかもあるので、分からない場合は写真をお店に持っていって、お店の人に相談すると失敗がありません。
いずれのプレゼントにも、両親に渡すときには感謝の気持ちを込めた手紙を添えることを忘れてはいけません。
プレゼントとして現金をあげることも考えられますが、親にとってはうれしい反面、何に使えばよいか迷ってしまうことがあるようです。
せっかくもらったお金を日用品や生活用品に使うのはちょっととためらわれてしまい、結局は使えなくて手を付けないまま銀行行き、ということも耳にします。
それではちょっと寂しいですね。
それならいっそのこと現金ではなく、カタログギフトというのはどうでしょう。
いろいろなジャンルがある総合的なカタログギフトは大変優れています。
温泉宿から食事、日用品に装飾品と、今まで紹介したものは大抵あります。
その中から自分たちの好きなものを選べばよいので、外れがありません。
ただの冊子なのでちょっと味気ないと思う人もいるかもしれませんが、ご夫婦で何にしようかと選ぶ作業もまた楽しいものです。
カタログギフトの場合も相場は、2~3万円くらいのものなら大抵のものが揃っているので、そのくらいの価格のものが良いでしょう。
こちらも同じように、両親に渡す際には感謝の手紙を添えましょう。
これまで育ててもらった両親に恩返しの意味で、いろいろ考えて立派な、そして喜んでもらえるプレゼントしたいというあなた。
でも両親にとっては金額や中身よりも、そんな我が子の気持ちがただただうれしいものです。
これまでプレゼントする物や金額の相場など、いろいろと紹介してきましたが、要は感謝の気持ちを伝えることが一番の目的です。
ボーナスといっても初めてなので、金額もまだまだ少ないのは当たり前です。
あまり頑張って高価なものをプレゼントすると、返って両親に気を遣わせてしまうこともあるので、あくまでも自分の負担にならない範囲で考えておくことが大切です。
紹介したものの中でも挙げましたが、プレゼントには感謝の手紙を添える、できれば自分で読んで気持ちを伝える場面をつくることは、金額や内容以前に両親に喜んでもらえる最大のイベントではないでしょうか。